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まじまじぱーてぃー

20代のためのクソマジメゲスブログ。

不純な恋愛小説。おすすめの人気作品5冊を書店員が紹介!

本-おすすめ書籍

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元書店員あんちゃです。

 

今回は「不純だけど切ない恋愛」をテーマにした本をご紹介します。

普段全く恋愛小説を読まないあんちゃですが、こういう歪んだ愛情やタブーな恋を描く作品は大好物です。

 

というわけで「純情な恋物語には飽き飽きだぜ!」っていうひねくれた皆様にオススメの5冊です。

※かなり偏った作品を選んでるので、嫌悪感のあるかたはご注意を。

 

 

不純だけど淡くて切ない恋愛小説5選

 

私の男 / 桜庭一樹

父と娘の歪んだ愛情を描く衝撃作。

主人公の花は10歳のときに津波で孤児となり、親戚であった当時25歳の淳悟に引き取られる。

闇を抱え、愛に飢えた2人の歪んだ親子の愛と衝撃的な事実を描く。

 

物語の時系列が逆になっていて、花が大人になり結婚する場面から話が始まります。そこから徐々に暴かれる、暗くて歪んだ過去。


これはまじで夢中で読みましたね。。。続きが気になってしょうがない恋愛小説は初めてでした。
直木賞受賞してるだけあります。話の舞台も北海道紋別市ってところがまたイイよね。

 

ちなみにこれ、映画化されたんですが主演の二階堂ふみと浅野忠信の濃厚な演技がすごかった・・・絶対に忘れない作品です。

親子の許されざる歪んだ愛の形を鮮明に描写する名作。 

 

痴人の愛 / 谷崎潤一郎

 妖艶な愛と欲に溺れていった生真面目な男。

耽美主義の第一人者、谷崎潤一郎の作品。

※耽美主義=道徳/不道徳・善悪を考慮せず、「美しさ」のみに価値を置く考え方。

 

主人公の河合譲治という生真面目な男は、カフェで見初めた15歳のナオミという女性を、自分が育てて成長したら結婚しようと考える。
経済力のあった譲治はナオミにいろんなものを与えていて、ナオミはいわば譲治の“所有物”だった。
しかしナオミが大人になるにつれて妖艶さを増すうちに、ナオミは他の男のもとへ足を運ぶようになる。
譲治はそれに気づきながらも、もはや自分は肉体的にも精神的にもナオミから離れられないことに気付き、何もかも許してまで彼女に溺れていく。

 

人によっては嫌悪感を抱くこともあるんじゃないかなって内容なんですが、ここまで愛とか恋とかいう次元をこえて欲にすがりつく感じはもはや清々しいです。

それを淡々と描いていく著者の狂気も感じる。


この本のレビューを見てみると「ナオミは悪女だ」という声がありましたが、わたしは一概にそうは言えないというか、どこか譲治に対する愛を感じるような気もしたりする。
ただ「うわぁ趣味悪っ」で終わらせるには絶対にもったいない作品です。

 

いろんなものを捨ててまで一人の女に溺れてしまう男の姿はひとえに否定できないというか、誰にでもこういうことは起こりうると思うし、つくづく「恋愛は中毒性の高い病気だ」って感じさせられる作品です。 

 

サヨナライツカ / 辻仁成

人は死ぬときに愛したことを思い出すのか、愛されたことを思い出すのか。

主人公の豊は婚約者と結婚を控えるなか、出張先のタイで高級ホテル暮らしをしている沓子という女性と出会う。
謎の多い沓子に次第に惹かれていく豊。お互いが求め合って満たしていく日々が続いたが、豊は日本に帰国することを告げ、そのまま2人は離れてしまう。

 

お互い「これ以上の人はいないんじゃないか」と想いながらも、別れを選択した2人がすげーー切ない。。。

 

そしてこの作品面白いのが、読む人によって極端に賛否両論だってことですね。

「めちゃくちゃイイ!共感する」って人と

「なにこれ意味不明。最低。」って人がいる。

わたしはもちろん「めちゃくちゃイイ」派ですw


読む人によっては「ただの浮気小説かよ」って思うかもしれませんが、少なくともわたしは、結ばれなかったとしても愛しあった人の記憶が残り続けるこの物語は、とても人間味があって魅力的だと思いました。

きっとこういう経験のあるひとは少なくないはず。


一読の価値は絶対にある!!

 

 男ともだち / 千早茜

男ともだちは恋人よりも大切な存在?

関係の冷めた恋人と同棲する主人公の葵。イラストレーターとしての仕事は順調ながらも、時々遊び人の医者と関係を持ち何か迷いながら日常を奔走する。
そんなとき8年ぶりに、”誰よりも居心地のいい相手”だった大学の先輩・ハセオから連絡がくる・・・。

 

一見いろいろワンチャンあるのかなとか思ってましたが、予想をいい意味で裏切る話でした。
恋人でも体だけの関係でもない、”居心地のいい人”。むしろ恋愛とは一線引いたドライな印象がまた新鮮でした。


こういう関係もあるのだろうな。「男女間の友情は存在するのか問題」に関心のある人はぜひ読んでみてほしい。

 

イニシエーション・ラブ/ 乾くるみ

どんでん返しで衝撃が走る最後の一言。

僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。
やがて僕らは恋に落ちて……。
「必ず2回読みたくなる」と評された驚愕のミステリー

いやーーーーこれはすごい。すごすぎる。

最後の2行を読んだ瞬間に

「・・・・・エエェェエエエ(´Д` )」 

と叫ぶほどに衝撃でした。

 

最初は普通の純粋なラブストーリーって感じで話が進んでいくんですが、これがまた巧妙なストーリー展開で、人間の記憶力をうまく使ったなぁという感じで見事に2回読みました。(笑)

真意を知ったあなたはきっと「不純な恋愛小説だ・・・」と思うはず。

 

 

今後も随時追加していきます(*´ω`*)

それではこのへんで!

 

 

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