
【2019年8月25日追記】
社会人4年目になりました、あんちゃです。
今回は社会人になってから巷でよく聞く言葉ベスト3に入る、「まずは3年働け」について。
「とりあえず3年がんばるわ」って言ってる人が、3年たつまえにどんどん腐っていってる件について書かせてください。
「まずは3年働け」の真意
私はこの言葉の真意を、『まずは3年働くことで、社会人として一人前に成長すること』ではなく『その会社における文化や環境に慣れること』だと考えています。
だってどんな業界や職種でも通じる社会人の基礎なんて、最低限のマナーやコミュニケーションとかじゃないですか。
それを学ぶのに3年もかからないし(というか就職する人はほぼ入社前から身についてそうですが)、何が必要なスキルかなんてその会社に入ってみないとわからないし身につかないわけです。
なのに、こんな言葉を言われただけで、「まず3年やってみれば成長できるかも!」と安易に考えてしまうんです。
結局は、その「まずは3年」という言葉に甘えて、3年経つまで自分で考えることを怠っているだけなのに。
3年経つまでは先のことを考えないって、3年経ってから考え始めるんじゃ遅いんですよ。
3年働いた先に見えるものはあるのか?
最初入社したばかりのときって、会社の良くない部分や改善したほうがいいって思う部分が見えるんです。まだ会社の文化を知らないから、客観的に見ることができるんですね。
でも、たった一人の新卒が異議を唱えたところで、なかなか上層部が動くことはない。それに気づいてしまうと、「ああ、言っても無駄なんだ」って思ってしまうんですね。
無駄だと思うと発言しなくなり、「こういうもんなんだ」と解釈するようになる。すると最初は違和感に思っていたことがだんだん普通になってくるんです。
そしてだんだんその会社の文化に適合してくる。上司と同じような思考になっていくんです。
だから”まずは3年”同じ会社で働くことは、「その会社でどううまく仕事をこなしていくか」を体に染み込ませるためだと思うんです。
「まずは3年」という言葉を鵜呑みにして、3年経つまで何も考えずひたすら激務をこなして『自分は成長している!』と思い込んでる人。
それはその会社の中だけでうまく仕事をこなす術を身に付けているだけかもしれません。
言葉に惑わされず自分の道を考えよう
「とりあえず3年働いたけどいざ考えたときに何がどう成長したか全くわからない・・・」ってならないようにするためには、自分の成長の定義は自分で決めること。
そもそも自分は今後どういう人生を送りたくて、そのためにどんな働き方を実現するのか。
そしてその働き方の実現のために自分はどういう仕事をしてどんな成長をしていくべきか。
これを自分で決めることができれば「まずは3年」という言葉に惑わされず、自分の望む仕事と成長ができるんじゃないでしょうか。
「とりあえず3年」に惑わされて無理しなくていい。
「とりあえず3年働くからにはこの苦しい状況も耐えなきゃいけない」と思ってる人は多いとおもいます。
でも、その苦しい状況を耐えたあとに達成されるものはありますか?
その苦しい状況が、がんばった結果もっと苦しくなる可能性はありませんか?
わたしはそういう人を間近でたくさん見てきたので、「とりあえず」と呪文のように唱えてがむしゃらに働いてる人は危険だと思うのです。
どうしても苦しかったら、辞めていいんです。
もっとあなたに合う会社だってあるかもしれないのだから。ツライのはあなたが仕事できないからではなく、単純に環境が合ってないだけなんですよ。
だから3年待たずに転職することも、休職することも、なんら悪いことじゃない。
わたしだって2年で最初の会社やめたし。でもいまはすごく楽しく働けています。
▼第二新卒世代にはわたしがおすすめする転職サイトを下の記事で紹介してるので、ぜひ見てみてください。
>>20代に本当におすすめな転職エージェント5社を元エージェントが厳選!
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>>「自分に自信がない人」は一刻も早く今いる環境を変えるべきだ
▼わたしが会社を辞めた話については以下の記事に書いています!
>>25歳女、新卒で入社した会社を2年で退職しました。葛藤と決断について