自立って

 

なんでも一人でできるようにならないと、と思って生きてきた。

 

それが「自立」だと思ってたし

なんでも卒なくこなせるようにならないと、周りから必要とされないと思ってた。

 

だから、できない自分を見ると心底嫌気が差して、情けなくて、責めたりした。

何かができない自分を認めたくなかった。

 

だから周りにはできるフリをして

ヘマしないように必死で取り繕って

できないものを抱え込んで かえって自分の首をしめていた。

 

でも、冷静に考えると、なんて傲慢な生き方だったんだろうと思う。

 

人間、一人でできることなんて一つもない。

いつも誰かが自分の見えないところで支えてくれていて

気にかけてくれていて

バトンを渡してくれて

自分の生活も、仕事も成り立っている。

 

一人で何でもやれると思ってることがいかに浅はかで、周りの人とのつながりを感じられてないか、を思い知るようになった。

 

本当の自立とは 「一人じゃ何もできない」という無力さを知ることから始まるのだと思った。

 

ヘマもするし器用じゃない自分をさらけ出して、エゴを捨てて「助けてください」と頭下げられるかどうか。

 

そういう意味では、わたしの自立への道は、まだまだ始まったばかり。

 

この記事をSNSでシェアする↓
ABOUT US
執筆屋あんちゃ
執筆屋です。意識高い人生哲学から下ネタまで幅広く。 大阪の珈琲屋「シロフクコーヒー」のバリスタ▶︎系列店「ゆにわマートオンライン」に最近異動しました。最近はよくインスタにいます。

>>詳しいプロフィールはこちら