ブロガーのあんちゃ(@annin_book)です。
今回は親世代の方たちに向けて、少し伝えたいことを。わたしはもちろん子どもを育てたことがないので、子どもを一人前に育てることがどんなに大変なことかわかりません。
でも、いま20代の人たちはあまりにも親になんでも決めてもらう人が多すぎる。
それはきっと「親も子もお互い頼ってしまっている」からだと思うのです。
なぜ子どもの可能性にフタをする言葉をかけるのか
わたしが身の回りの友人たちからよく聞く話は
- 転職したいけど親に反対された
- 早く結婚しろと急かされる
- やりたいことがあるけどやらせてくれない
といった親子関係のこと。個人的には、社会人になったなら別にいちいち親の許可を取る必要もないと思うのですが、もっと驚いたのは「子どもがやりたいことを応援できない親がいる」ということ。
- 「そんなんじゃ食っていけないからやめなさい」
- 「その仕事は世間体がよくない」
- 「リスクがあるから止めたほうがいい」
確かに身を心配する気持ちはわかるのですが、なぜ素直に応援してあげられないのでしょうか?
親が子に依存すれば子は自立できなくなる
親がいつまでも子どもの人生に口出しして、そのたびに子どもが言うことを聞いていたらいつまで経っても子どもは「自分で考える」ことができなくなります。
ましてや子どもが社会人になって自分で生計を立てられるのに、そこまで親が子どもの人生に干渉する必要はあるのでしょうか?
それはきっと「自分では実現できなかった理想の人生を息子・娘に歩ませたい」「何もしなくていいから安定した人生を送ってほしい」という親の勝手なわがままが少しばかり混じっているのではないのでしょうか。
その1つ1つの言葉は、子どもが本当に望んでいるものなのか考えてみてほしいのです。
わたしはどうしても親が子どもに依存しているように思えてならない状況を友人たちから聞いて、「親が子どもに頼ってたり期待してたら、そりゃ子どもは自分の人生自分で決められないよな」と感じてしまいました。
子どもの人生は子ども自身が責任を持つ
わたしは今までずっと親に「自分で決めなさい」を言われて生きてきました。部活を決めるときも、受験をするときも、就職するときも、会社を辞めるときも、「あなたがやりたいことをやりなさい」と。
そこに一切親の希望や押し付けはなく、本当に「わたしがどうしたいか」だけを尊重して育ててくれました。
だから今こうして自分の選んだ人生に責任を持って生きることができています。
親が子どもの人生に干渉しすぎると、子どもは自分の人生に責任感を持たなくなります。そうなると、何かあったときすぐに誰かに依存してしまうのです。
リスクを自分でコントロールする若者を増やすべき
「危ないからやめなさい」は間違っている
若い人たちは”リスクをコントロール力”をもっとつけるべきだと思います。なぜなら若い時の失敗はその後の人生の幅を広げるからです。
だから「会社を辞めるのは危ない」「好きなことを仕事にするのはリスクだ」という親たちの言葉は、なるべく危険から逃げて安全なところだけで活動する、幅の狭い若者を生み出してしまっている。
そしてその若者たちが年齢を重ねて30・40代になってときには、リスクのある挑戦が全くできなくなる。リスクをコントロールする力を身につけていないからです。
「リスクから逃げる」のと「リスクをコントロールする」は違う
わたしは20代のうちはどんどんいろんなことに手を出して失敗してもいいと思うんです。失敗してもいくらでもやり直せますから。
でも若いうちからリスクから逃げて逃げて安定した生活を送って、気づいたらなんの面白みもない人生になっていた、なんて状態はあまりにももったいない。
だから今のうちにリスクある挑戦をして、その危険をコントロールする力を若いうちにつけておくべきなんです。
だから親世代のみなさんには、子どもがリスクある挑戦をしたいと言ったときには、ぜひその意志を尊重してあげてほしいです。
「自分で考えて決める」子どもを責めないでほしい
子どもが自分で考えて決断した行動は、否定しないでください。
それでもし失敗したとしても、その失敗を責めないでください。「じゃあ次はこうしてみたら?」と声をかけてください。
子どもがあなたにアドバイスを求めてきたときは、「自分がやりたいと思ったことをやりなさい」と応援してください。
子どもが泣きついて頼ってきそうになったときに突き放す勇気を持ってください。
あなたの”常識”を子どもに押し付けないでください。あなたが生きた20代と、子どもがいま生きている20代の世界は違うのです。
親が覚悟を持って接すれば、子どもは強くたくましい人生を送ります。わたしはそんな強く生きる若い人を増やすために、親世代への理解も深めたいのです。
生意気なことばっかり言いましたが、少しでも子どもの背中を押せる親が増えると嬉しいです。
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