執筆屋あんちゃです。
ここ最近、働くことに対して、いい意味で肩の力が抜けた感じがありまして。
独立しはじめたときって、「自分一人で食っていかなきゃ」とか「早く結果を出さなければ」という焦りがずーっとあって、生き急いでたわけですね。
今思えば一体何に追われていたのかわからないですし、完全に自分の中の幻想で恐怖を作り出してたと思いますが、とにかく肩肘張って動いてました。
まぁ、それで一時的にうまくはいったんですけれども、その後何が起きたかというと、「誰にも頼らず全部自分の力でやらねば!!」と思い込みすぎた分、いざ結果がでたときに、「成功したのは全部自分の実力だ」という傲慢さが生まれてしまったわけです。イタイですねー(笑)
これがいかに愚かなことかは、後になって気づくんですけれども・・・
たしかに、ブログを書いたりSNSで発信してたのは全部自分ですが、その文章を書く能力とかって、もともと自分が生まれた時から備えているものではなく、誰かから教わったり、誰かが書いた本を読んで勉強したりして身についたものなんですね。
ブログを書くネタを思いつくきっかけも、誰かとの対話のなかで気づいたことだったり、誰かが発信してくれた言葉に感化されたり、必ず他者との関わりの中で、新しいネタが生まれていきます。
そして何より日頃から応援してくれる友人や、発信をいつも見てくれている読者さんがいるからこそ、「届けたい」という思いがこみあげてきて、その熱量で文章が書ける。
そういう、たくさんの人たちのおかげで、わたしは力を発揮できているんですよね。
だから、自分の実力っていうのは、まわりの人に助けてもらって、支えてもらった結果として、身についたものであって、決して「自分のものではない」ということです。
恥ずかしながら、そのことが心底腑に落ちたのは、本当に最近なんですが。。
「全部自分の手柄だ!」と思えば思うほど、実った成果を独占するようになったり、得たものを誇示するようになるんですね。要するに傲慢になってくわけです。
わたしの場合、無自覚にそういうことをやっていて、顕在意識では「みんなのおかげ」って言ってたけど、内面では他人と優劣つけて、「私の方が手柄立ててる」って思ってた、もっともタチの悪い奴でした。笑
そういう考え方でビジネスや商売をやっていくと、その極地で待ってるのって「孤立」なんですよね。
自分がいまどれだけありがたい環境にいて、たくさんの人の努力の賜物としてできたシステムや仕組みの恩恵を受けているのか。そこへの感謝が全然なくなってしまうわけです。
わたしの場合、実力を過信するあまり、途中で行き詰まって、「ああ、自分一人じゃほんとに何もできないんだな」っていうのを死ぬほど痛感したっていうのがあって、やっと気づけたのですが・・
たとえフリーランスとして、一人で仕事をするにしても、仕事が舞い込んでくるということは、それを頼んでくれる人がいるからこそ、できているわけで。
仕事って「頼り合い」の結果として生まれるものだから、誰とも関らず、誰の支えもなく、自分の力だけでできることなんて、よくよく考えたらひとつもないんですよね。そういう関係性のなかで、仕事って循環していくわけですから。
そこに気づいたときに、わたしは、「あ、自分が身につけた能力も実力も、”自分のものではない”んだな」って思ったんですね。
シンプルに考えればわかりますが、
自分の利益しか考えてない人と働くのと、周りの人も一緒に豊かになる働き方をする人、どっちと働きたいか?って話じゃないですか。(笑)
あとは、そうやって、たくさんの人との関わりの中で働いてるって思ってやった方が、孤独感も無く、一体感のあるコミュニケーションが生まれるなと思いました。
わたしの昔からの癖として、何もかも一人でやろうとして、誰も頼れず爆発する・・・っていうのをいつも繰り返してたので、それってある意味「一人でできる」っていう傲慢さを秘めているし、まだ完全に乗り越えたわけじゃないですが、、、
「自分の中にそういう傲慢さがあった」と気づけたのは、大きいなと思います(`・ω・)
今こうやって、5年間ブログや情報発信を続けられているのも、ほんっとーーーに数えきれんほどたくさんの人に叱咤激励してもらって、成り立ってます。m(_ _)m
そもそも機械オンチなので、ブログの開設から全部助けてもらったし、わたしは文字を打ち込むことしかできなかったので(笑)
今後も、助けて欲しいときは、素直に「助けて」と言えるようになりたいし、その分わたしも誰かが困っているときに駆けつけられるような人間でありたいと思います。
以上、ただのクソマジメ話でした。(笑)
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