望むものが全て手に入る人生は、実は幸せじゃない。

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2年前に会社を退職してフリーランスになってから、少しずつ自分の理想の生き方に近づくことができた。

いまのライフスタイルは、あの頃毎日会社に通ってブログを書き続けていたときに思い描いていたものそのものだ。

なにも不満なんかない、幸せな毎日。

 

だけどそれは、時が経つにつれて違和感がでてきた。すべてが満ち足りた人生にこれ以上何も望むものがないのに、不満足感が残るのだ。

 

目標や夢を達成した瞬間、幸せは「不満足」に変わる。

 

「場所にも時間にも人にも縛られない生き方をしたい」

 

そう思いながら会社員をしていた。満員電車に乗って隣のおじさんに舌打ちされながらオフィスに通っていた。

決められた時間に出社し、決められた時間に昼休憩し、決められた時間まで働き、また満員電車に乗って帰宅し、ベッドに倒れこむ毎日だった。

「仕事は楽しくないわけじゃない。でもこの生活を一生続けるのはしんどい」と思って、会社以外の居場所を探した。

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そこでたくさんの働き方を知って、破天荒な生き方を知って、わたしも新しい扉を開きたいと思った。

いろんなことにチャレンジしては挫折していくなかでブログと出会った。

暇つぶしだけど、やるなら全力でやろうと思って毎日書きまくった。大好きな睡眠を削ってまで、会社の昼休みを削ってまで書いた。

そうしたらいつのまにかブログはわたしの生業になった。

 

最初の頃は「来月生活できないかも」という瀬戸際のなかで死に物狂いに動いていた。

焦りはありながらも無我夢中で行動していた。紛れもなくあのときは毎日幸せを噛み締めていた。やっと、やっと自分の理想の生き方を実現できるぞと。

 

そこから1年くらいはブログを軌道に乗せながらそれ以外のこともどんどんチャレンジした。

たくさんの人の相談に乗ったり、コミュニティを作ってみたり、大の苦手だった人前で話す経験を重ねてみたり。

2018年に入ってからはそれらを継続する段階に入って、なんとなく落ち着いた毎日を過ごしていた。

 

 

これでいいはずだった。

いいはずなのに、なにか引っかかる。

 

「最近激しく焦るようなことも、絶望の淵に立つことも、苦しみ抜いた先の達成感を得ることもなくなった気がするな」と。

 

 

わたしのすぐそばで友人が大きな挑戦を繰り返しては失敗して、悔しそうな表情をしている。

わたしは最近、あんな表情を浮かべたことがあっただろうか。唇の血がにじむほどに歯をくいしばったことがあっただろうかと、自分に問う。

 

自分が思い描いた生き方を実現できたのはいいけど、そこに座り続けていて本当にいいのか?

その幸せはずっと続かないのではないか?

目標や夢を実現した瞬間から、その幸福は濃度を下げていくのではないだろうか?

 

 

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人は、手に入らないものがあるから全力で生きられる。

現在のわたしにはこれといって成し遂げたいものがない。

大きな舞台に立ったあとに燃え尽き症候群になることがあるように、わたしはいま人生レベルでの燃え尽き症候群を経験しているのだろう。

 

だからといって成し遂げたいものが目の前にぱっと現れるわけでもないので、しばらくは自分の知らないものや場所、人に出会って新しい経験を吸収したいと思う。

きっとこういう苦悩も、あとから振り返れば「幸せな苦悩だったな」と思えるときがくるのだろう。

 

 

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