ブログのせいで人生計画が全部狂った私の2016年。

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2016年は、今まで生きてきたなかで一番大きな決断をし、今までの自分を捨てた年だった。

今までの人生で一番人に笑われ、人に応援され、批判され、賛同された年だった。

良いことも悪いこともキレイなことも汚いこともたくさん経験した。

 

 

自分に自信のなかった私がすべてを変えた春

ずっともがいていた2015年

社会人2年目で「このままただ働き続けていていいのか?」って思うようになってからいろいろと転職活動してみたり地域おこしの活動に参加してみたりしたけど、何が変わったかと言われると、特に何も変わらなかった。

原因はただひとつ。

「受け手だった」

からだ。

 

どんなにイベントに参加しても、手伝っても、いろんな人の話を聞きに行っても、自分で発信して自分でなにかを作り上げるということをしなかった。

いつも誰かの後ろにいて、”作り手”になった気分でいただけ。

作り手側に立ったつもりでも、わたしは受け手でしかなかったのだ。

 

これに気づけただけでも、いろいろもがいた甲斐はあっただろうか。

 

 

ブログで初めて発信者側になれた

そこから2016年になって1月31日。

好奇心でブログを始めた。

最初はほんとに趣味感覚だった。

「まぁちょっとおこづかいが稼げたら嬉しいな」くらいの。

 

でもやるからには、3日坊主ではなく最初の1ヶ月はやりきると決めて、会社に行きながら毎日ブログを更新した。

まともに文章を書くのが初めてだったわたしは、1記事書くのに4時間以上かかったり、わからないことだらけでググりまくったりしてかなり骨が折れた。

 

でも、少しでも読んでくれた人がいたことによって、もっとがんばろうと思えた。

フェイスブックでつながっていた人たち、twitterをフォローしてくれた人たちが、次第にわたしの記事を読んでくれるようになった。

「意外と面白いじゃん」

「続き楽しみにしてるね」

そんなささいな一言がものすごく嬉しくて、もっと文章も勉強してうまくなろうと思えた。

 

 

「挑戦して失敗したら、死ぬと思う?」

ブログを始めて1ヶ月経ったあと、わたしはふと年始に立てた2016年の目標を読み返した。

「好きな場所で好きな人と好きな事をする1年にする」。

もしブログをもっと頑張って、生計を立てられるくらい収益が出せるようになったら、この目標が実現できるかもしれない。

 

会社をやめて、その時間をブログにあてたら、もっと早く伸ばせるかもしれない。

いま思えばなんて無謀な思惑だっただろうと感じるけど、当時はブログへの可能性しか感じていなかった。

 

でも、会社をやめてブログで食っていくなんて誰が応援してくれるだろうか。

わたしが相談した人たちからはもれなく「そんなバカなことやめとけ」と言われ続けた。

 

しかし、その中でたった一人だけ、当時付き合っていた恋人が後押ししてくれた。

 

すでに会社員を辞め独立していた恋人が一言、

「もしその挑戦が失敗したら、死ぬと思う?もう絶対立て直せなくなると思う?」

とわたしに聞いた。

 

わたしは

「いや、死なない。再就職を探したりバイトや派遣で立て直せないこともないと思う」

と答えた。

 

たったひとつの問いかけで、なにかが吹っ切れた。

3月の頭に、上司へ退職の旨を伝えた。

 

初めて自分の意志を貫いた瞬間

もちろん、いろんな人に反対された。

「そんなんでやっていけると思ってるのか」

「せっかく就職したのに」

その言葉にいちいち不安になって、何度も決断を曲げようとした。

 

でもわたしはもう、他人の意見に左右され続ける人生はうんざりだった。

自分の意見を言わず、言われた事をこなし、表面的にヘラヘラ笑って過ごす生活は本当に息苦しかったから。

 

会社の退職は、たぶんわたしが人生で初めて他人の意見に流されずに、自分の意志を貫いた決断だった。

そして4月末に会社を辞めた。これが自分で人生を180度変えた瞬間だった。

 

「いい会社に入って出世するのが幸せな人生だ」という誰が言ったかもわからない”レール”をはずれ、自分で自分の人生計画を全部狂わせた。

 

「自分が誰かの役に立てた」という人生の醍醐味を知った

会社を辞めてからいろんな人がわたしに興味を持ってくれるようになった。

 

検索エンジンからブログを見つけてメッセージを送ってくれたひと。

イベントで声をかけてくれたひと。

熱心にブログを読み続けてくれているひと。

 

「あんちゃさんのブログを読んで自分もブログを始めました」

「退職する勇気をもらいました」

「あんちゃさんのブログに出会えてよかったです」

と口々に言ってくれる人たちがいた。

 

自分のちっぽけな文章でも、誰かの背中を押せていることがものすごく嬉しかった。

今まで流されて生きていた自分には絶対に知りえなかった感情だった。

わたしの人生の醍醐味は、お金を稼ぐことでも、ブログを書くことでも、独立することでもない。

それらを通して、誰かの背中を押すこと、誰かの人生の役に立つことだ。

 

 

わたしはまわりの人に生かされていた

独立してからは良いことだけじゃなく嫌なこともあった。

 

顔もわからないネット上の人たちに散々叩かれた。

おまえなんか絶対うまくいかないと言われた。

ブスは顔出すなと言われた。

DMで「死ね」と送りつけられた。

 

なんでわたしがこんなこと言われなきゃいけないんだろうと悲しくなった。

素性もわからない人たちの批判や中傷にメンタルをえぐられブログが書けなくなることもあった。

 

「そんなの気にする必要ないよ」と励ましてくれた人にさえ、

「何も知らないくせに」と当たってしまった。

 

本当に最低なことをした。

 

でも、それでも応援し続けてくれる人がいた。

ブログを読み続けてくれる人がいた。

一緒に闘ってくれる人がいた。

 

わたしはたくさんの人に支えられて立っていることに気づいた。

ブログを読んでくれる人がいるからわたしは生きている。

たくさんの応援によって頑張れている。

 

「あんちゃさんのブログに勇気づけられました」と言ってくれる人がいるからブログを続けられる。

わたしは今年、一番大切で忘れてはいけないことを知れた。

 

「まわりの人に生かされている」と。

 

 

もっと「他人に惑わされない人生の歩み方」を伝えたい

過去のわたしと同じように「今まで流されて生きてきたけど、それなりに楽しい生活もしてるけど、このままでいいのか?」と感じている人は多いと思う。

特に今後のキャリアを大きく左右する20代のひとはそうだろう。

わたしはそういう人たちに、もっと他人に左右されない人生を歩んでほしい。

 

自分自身に「本当はどうしたいのか?」と問いかけてほしい。

他人の目も、社会のしがらみも、常識も、将来の不安も無視して、自分が本当にやりたいこと実現したいことはなんだ?

 

わたしは、先の見えない将来を憂いて”今”を見失うことの愚かさを知っている。

「本当はやりたいことあるけど、老後が心配だから安定して給料をもらえる方にしよう」

「失敗したら後々大変だから、本当は挑戦したいけどやめておこう」

そういう、実体のない将来の不安ばかり考えて”今”を犠牲にする人は、一生人生を犠牲にし続ける。

将来は”今”の連続でしかないからだ。

実体の見えない将来に不安を抱えてはいけない。その不安は、”今”の行動でしか消せないのだから。

 

2016年の最後に伝えたい事。

「来年からこうしよう」じゃなく「今からどうするか」を考えろ。そして動け。

 

 

おまけ:2016年のベストパーソン&ブック

わたしが強く影響を受けた人と、その著書。

 

植松努さん

株式会社植松電機 代表取締役・株式会社カムイスペースワークス 代表取締役。

メンタルがやられたときに何度も植松さんのTEDのスピーチ動画と著書を見て勇気をもらった。

何度みても涙が出るし、何度でもまた頑張ろうと思える。

>>”どうせ無理”をなくす。植松努さんのTEDスピーチ動画が私の人生を変えた – まじまじぱーてぃー

 

岡本太郎さん

芸術家。

常識を覆しつづけ、世の中にNOと言える強さと人生の壮絶さ。何度著書を読み返しても奮い立たされる。

▼ベストはこの1冊。

見城徹さん

株式会社幻冬舎 代表取締役。

「仕事とはいつも憂鬱なものだ。憂鬱じゃなければ仕事じゃない」。

全く異なる職業観・人生観に自分の既成概念が打ち砕かれた。

この人のようには生きられないだろうと思いながらも、こんな生き様でありたいと思ってしまう。

▼どんな職業人にも読んでほしい。

 

 

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執筆屋あんちゃ
執筆屋です。意識高い人生哲学から下ネタまで幅広く。 大阪の珈琲屋「シロフクコーヒー」のバリスタ▶︎系列店「ゆにわマートオンライン」に最近異動しました。最近はよくインスタにいます。

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