「掃除」の美しさは、コーヒーのおいしさと、文章の緻密さに比例する。

比例するんですよねぇ〜

シロフクコーヒーで修行をはじめた頃、ロクにコーヒーを淹れたこともないわたしが最初に店長のこがさんから教わったのは

「空間に〝貸し〟をつくれ」

ということでした。


貸し。



はて?




ハテナマークがたくさん浮かびましたが、「なんですかそれは?」と聞くのも野暮だなと思い、その言葉を大事に胸にしまって過ごしてみようと思いました。


一般的に、「人に貸しを作る」というのは、その人がしてほしいことを代わりにやってあげたとか、相手に対して何かしらエネルギーをかけることを指しますが、


空間に対しても、それをやるとなると、単純バカなわたしがまず思いついたのは、とにかく掃除をすることでした。笑


掃除をすることで、シロフクという場所に〝貸し〟をつくる。エネルギーをかける。

最初のうちは、これがコーヒーとなんの関係が?と思っていましたが、、、

やればやるほど、「あ〜〜〜〜っ、ここで繋がるのかァーー!」とひらめく瞬間がどんどん出てきて、

なんだか掃除で悟りを開くお坊さんの気持ちがほんのちょっとわかったような気になりました。(坊さんに失礼か・・・)



掃除するといっても、ただ汚れ落として終わり、じゃなんの意味もなくて、「その場を使う誰かのことを思って動いているかどうか」がすごく大事です。



掃除をしながら、実際にお客さんが座る椅子に腰掛けてみると、

「テーブルの〝ヘリ〟って意外と指紋ついてるな」


とか


「座って見ると、ここのホコリが反射して気になるな」


とか、


「あのディスプレイ微妙に角度ズレてるな」


とか、

ただ拭いてるだけじゃ気づかないところに、たくさん目がいきます。


人を幸せにする掃除とは、自分ではない他者の視点でモノを見る力が、必要不可欠ということです。

実はこれがコーヒーを淹れるのにも、文章を書くのにも、必要だったりします。



コーヒーも、ただ淹れるだけなら誰でもできます。



でも、


「このお客さんは、話を聞く限りスッキリしたコーヒーが好きなんだな」


とわかったら、浅煎りのコーヒーを淹れるし、


注文後にお手洗いで席を立たれたら、なるべくベストなタイミングで、出来立てのドリンクをお出しできるように動くし、

お客さんが一番最高の状態で、もっともベストなコーヒーを召し上がってもらえるように環境を整えます。

(これを、頭でいちいち考えるんじゃなくて、勝手に身体が動くレベルに持っていけるのが理想。)


実は文章を書くときも、同じことを考えます。



「この表現をしたら、この立場の人は不快に感じないだろうか」

「このタイトルをつけたら、こういう悩みをもつ人に届くかな」

「ここはもっと改行を入れたほうが、スマホで見る人には読みやすいかな」

「初見の人が読むなら、ここの前提を書いておいた方がいいな」



と、まるで空間を整理するように、文章も、ホコリを払い、ピカピカに磨いて、読む人が心地よく言葉を堪能できるように、工夫します。

(これも、頭で思考するんじゃなくて、手が勝手に動くレベルで同時に考えて書けるようになるのが理想。)


もちろん、それがうまくいかなかったり、裏目にでることも、まだまだたくさんありますが、、、


掃除の細やかさが、そのままコーヒーの繊細さになり、文章の緻密さにつながることに気がつきました。






そういえば以前、シロフクの系列店「御食事ゆにわ」のシェフが話していたことで

「厨房を隅々までピカピカに磨く人って、魚の鱗をとるのもすごく綺麗なんだよね」

と言っていたのがすごく印象に残りました。



掃除の在り方が、調理にそのまま反映されるというのは、確かにそうだよなぁと思いつつ、

「掃除」というものが、あらゆる仕事をする上での基礎をつくっているというのが、身に染みてわかった瞬間でもありました。


掃除とは、頭でごちゃごちゃ考えずに、瞬間瞬間、誰かのためにパッと動けるようになるための「からだ」を作るものなんだと。




そうしていざ自分の家に帰ると、、、

洗濯物がぐちゃっと積み上がっていて、急いで洗濯機を回したのでした。笑

(自分の部屋の掃除って後回しにしがちなんですよね。。でも、自分のために綺麗にすることで、自分の状態がよくなったら、明日出会う人たちにも、それが影響するかもしれないから、がんばって綺麗にします。笑)

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執筆屋あんちゃ
執筆屋&大阪の珈琲屋「シロフクコーヒー」のバリスタです。 意識高い人生哲学から下ネタまで幅広く。 貧乏OLから独立して文章でメシを食っています。 「生き様で人の心を動かす発信をする」のがモットーです。 月間30万回読まれるブログ『まじまじぱーてぃー』運営 / 著書『 アソビくるう人生をきみに 』(KADOKAWA)

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