令和元年、独立から4年目突入。己の無知と傲慢さを知る。

 

2016年4月30日、新卒から勤めた会社を退職してフリーランスになり、はじめて後ろ盾のない状態で働きはじめました。

 

 

独立当初、売上はたった数万円&貯金も30万しかない状態だったので(今思えばかなり無謀なことをした)、毎日「手を止めたら死ぬ」と思いながらもやしと納豆で空腹を紛らわし、がむしゃらに動いていました。

最初の1年目はほとんど詳細な記憶がないけど、でも確実に「夢中だった」という感触だけは今もずっと残っています。

 

あれほどただ目の前のことに没頭していた期間は、人生でそうそうありません。

 

 

 

それから丸3年。

元号が令和に変わった5月1日、ちょうど独立4年目に突入しました。

 

 

初期の頃から散々インターネットでは「こいつはすぐ消える」「絶対続かない」と言われまくって、わたし自身も「いつまで続くかな」なんて不安に駆られたりしたけど、なんとか周りの力を借りながら3年間やってこれました。

 

 

フリーランスになったばかりのときは

「これからは自分一人だけの力で稼いでみせるぜ!!」

と意気込んで、それはもうガツガツと貪欲に動いてて。

 

 

仕事が軌道に乗ってきたとき、

「なんだ、わたし一人でもなんとかやれるじゃん」

と完全に調子こいてたのですが、今振り返れば”自分一人で成し遂げた”と思い込むことがどんなに傲慢なことだったかを思い知らされます。

 

 

会社にいようがフリーランスだろうが、自分一人でなにかを成し遂げるなんてことは到底不可能で、その裏には必ず他の人たちが何かしらの形で支えてくれているわけです。

 

仕事を依頼してくれる人、ブログを読んで応援してくれる人、一緒に励ましあえる友人、何を言わずとも見守ってくれている家族…

 

そうした人たちの存在なしには、この3年間は絶対に走り抜けられなかった。

そんな当たり前のことに、今更になってやっと気づけたわけです。

 

 

己の傲慢さや無知さに恥ずかしさを覚えながらも、そうした内面の弱さと向き合い、ダメなところを少しずつ受け入れて、道を踏み外しそうになっては周りの人が引き戻してくれたりしてなんとかやってこれました。

 

 

昨年は目先の数字ばかりを追う生き方に違和感を抱き、「自分はなんのためにこの活動を始めたんだっけ」と葛藤しながら原点回帰する時間が多く、長い間苦しんだけど、そのおかげでまた自分がやっていることの意義を思い出せました。

関連記事:理想の生き方を実現したのに満たされなかった。悩み抜いてやっと光が見えた2018年の振り返り

 

今までは少なからず「誰かに認められる・評価されることを原動力にしていた」という側面があったと思います。だから数字ばかりを追い求めるようになってしまった。

 

だけどあらためて自分の進む方向がはっきり見えてからは、誰に認められずとも誇りと確信を持って動けるようになった気がします。

(きっと今までは、自分の進む道に確信を持てなかったから他者に認められることで意義を見出そうとしてたのかも)

 

わたしにとって大事なのは、たくさんの人に認められたり評価されたりすることではなく、自分の言葉を必要としている人に適切な形で深く伝えていくことなんだ、と。

 

 

 

 

決して順風満帆な3年間ではありませんでした。

だけど、こうした波があったからこそ気づかされたこととか、学んだことは数え切れないくらいあります。

 

苦しいことや悩んでもがく時期もあったからこそ、自分の無力さを知り、周りの人の存在の大きさを知ることができました。

 

だからこれからわたしにできることと言えば、周りの人がわたしを支えてくれたように、わたしも誰かの人生を支えていくことなんだと思います。

そのためにこうしてブログやSNSで情報発信をしたり、コミュニティを作って、人との信頼関係を築いていく。

 

 

まだまだ課題は山積みですが、4年目は一層人との深い関わりを意識しながら、静かに、だけど着実に進化していく期間にします。

 

 

引き続き自分の生き様をそのままコンテンツにしていくので、どうぞ楽しみにしていてください!

 

 

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執筆屋あんちゃ
執筆屋です。意識高い人生哲学から下ネタまで幅広く。 大阪の珈琲屋「シロフクコーヒー」のバリスタ▶︎系列店「ゆにわマートオンライン」に最近異動しました。最近はよくインスタにいます。

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