25歳女が新卒で入社した会社を2年で退職した理由と、葛藤と決断について。

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あんちゃです。今日はみなさんにご報告です。

 

新卒で入社した会社を、丸2年勤めたのちに退職しました。

なぜ退職という決断をしたのか?その理由と当時の葛藤をつらつら書いていきます。

 

 

”働く”ということに疑問をもった社会人2年目

「このまま何十年も同じ生活・同じ働き方をするのか?」という疑問

わたしは就職を機に北海道から上京してきました。

 

「一生地元にいるのはもったいなさすぎる。一度は日本の最先端の地に行きたい」という思いで就活し、某IT系会社から内定をいただきました。

 

上京してからは、初東京・初一人暮らしということでとにかく生活リズムに慣れるのに精一杯で、しかも東京にはほぼ知り合いもいなくて孤独でした。

さっさと地元に帰りたかったw

 

ですが1年働いてみて、仕事も楽しいし、生活も慣れてきて東京も悪くないなと。

 

ただ、相変わらず知り合いも増えず家と会社をひたすら往復する毎日。

 

土日は平日の疲れをとるために昼まで寝て、溜まっていた家事洗濯をこなす。たまに友人と食事に行く。日曜の夜は仕事にそなえて早めに寝る。

こんな生活スタイルを1年続けていました。

 

 

そして、1年経ってふとした瞬間に「もしかして、こんな生活何十年も続けるのか・・・?」って思ってしまったんです。

 

なぜか日曜になると憂鬱な気分になって「明日仕事かぁ」とため息をつく。そして土日のために平日を頑張る。

 

仕事は楽しいはずなのに、なんで「早く土日にならないかな」って思ってるんだろう?

本当に楽しいことなら、その時間を惜しむはずなのにって疑問を持ったんです。

(まあ結局仕事に本当のやりがいを見いだせなかった自分の責任ですが)

 

 

”人生楽しみまくってる人たち”との出会い

そんな疑問を感じ始めてから、「とにかく会社以外の知り合いを増やしていろんな生き方を学ぼう!」と人脈作りに精を出します。

この頃はほぼ毎日人と会ってました。

 

そうすると、ほんとに面白い生き方をしてる人たちに出会うんですよね。

大企業でバリバリ働いている人や自分で起業した人。フリーランス、ニート、ホームレスの人とか(笑)

 

1年間ずっと会社の人としか関わりがなかったから、「こんなすごい人生送ってる人いるのか!」って軽くショックを受けました。

そういう人たちと関わってくなかで、いかに自分が狭い価値観の中で生きていたか思い知りました。

 

 

リスクある選択ができる貴重な20代

そうして葛藤もありつつ、最終的に思ったことは「人生で最もリスクあるチャレンジができるのは20代の”今”なんじゃないか?」ということ。

 

もちろん何歳になってもチャレンジすることはできると思う。だけど30歳を過ぎて家族ができたり、”自分の身”以外に守るものが増えるほど、リスクある決断をするには足取りが重くなってしまうのではないか

 

そう考えると、特に守るべきものがない若い時代に自分がやりたいこと、実現したいことに挑戦するべきではないか。

 

 

「20代のうちから”安定”という言葉にばかりとらわれて身動きとれなくなってしまう自分の人生は、クソつまらない」って思ったんです。

 

30歳40歳になって、「もっと若いうちにチャレンジしておけばよかった」なんて言ってる自分にはなりたくない。

そう思うと、20代のうちにいろんな働き方を経験したいって思うようになり、気づくと上司に退職の旨を伝えていました。

 

 

ひとつの会社の価値観にとらわれたくなかった

会社という組織で働いていると、やっぱりその会社独自の風土というか、文化や価値観があるじゃないですか。

 

わたしも最初の1年働いて、自分の価値観や物事の判断基準=その会社の価値観・判断基準になっていることに気づいたんです。

(特に会社の外に知り合いがいなかったからなおさらですね。)

 

だから会社以外の知り合いが増えるまで自分の働き方に疑問を感じたこともなかった。それが当たり前だと思っていたから。

でもこれって自分の働き方の可能性を自分で狭めてるなって。

 

そういう意味でも、自分の中の価値観を柔軟に広げていくために退職という選択をしました。

 

 

会社を退職してどうするのか?

一度”サラリーマン”という働き方を経験したので、次は”フリーランス”として働きます。

ありがたいことに、このブログもたくさんの方が読んでくださって、収益も少しずつ出ています。今後はこの大好きなブログをメインに、活動を広げていきます。

 

「たいして利益にもなってないのに大丈夫なの?」「世の中そんな甘くないよ」っていろんな方が声かけてくださりました(笑)

もちろんいままで以上に大変な働き方であることはわかっています。

 

ただ「世の中甘くない」からといってチャレンジをしないのは間違ってると思うのです。

 

大変だからこそやりがいがあるんじゃないでしょうか?わたしはラクな仕事をすることが幸せに繋がるとは思わなかったので、この働き方を選択をしました。

 

「本当にできんの?」って言われるのですが、

できるかできないかは、やってみないとわからないです。

 

できなくて失敗してもいいです。失敗したって絶対にやり直せます。死ぬわけじゃないしね。

 

 

20代の人たちに伝えたいこと

わたしは別にひとつの会社で働き続けることがダメだとは思いません。

ただ「安定」という言葉にとらわれて自分が本当に進みたい方向に行けていないのであれば、それはちゃんと向き合う必要があると思います。

 

そもそも「自分がどんな働き方をしたいか・どんな生き方をしたいか」が見えていない人が本当に多いと思います。わたしもそうでしたが。。

 

だから、自分の人生を通して実現したいライフスタイルや、成し遂げたいことをぜひ考えてみてください。

そこから、それを実現するために今の自分はどういう行動をすべきか?を考えてみる。

 

でもそれを口に出して発信すると、やっぱり必ず否定する人がでてきます。

「そんなの無理だ」「できるわけない」と。

 

そういう人はひとまず無視して、自分が実現したいことを既にやっている人・実現させている人の意見を聞く。

 

既に実現させている人は「そんなの無理だ」なんて絶対言わないから。

親や仲のいい友人だってあなたのことが心配で引き止めたりすることもあると思います。でも、誰の意見を聞くべきか?しっかり考えて決断してください。

 

 

最後に:私に勇気をくれた人・本たち

最後にわたしがこの決断に至るまでにたくさんの勇気をくれた人&本を紹介して終わります。

 

起業家・山川咲さん

クレイジーウェディングという会社を経営する山川さん。女性起業家で、こんなにエネルギーに溢れてる人がいるんだと、感銘を受けました。何よりもあの山川さんの笑顔が人生を物語ってますね。

山川さんの著書『幸せをつくるシゴト』は何度も読み返して、本当にたくさんの勇気をもらいました。

 

社会起業家・山口絵理子さん

こちらも女性起業家で、こんなに壮絶な経験をした女性がいるのか・・・と驚きました。紛争の多いバングラデシュに一人で乗り込み、ゼロからカバン作りを始め、「MOTHER HOUSE」というブランドを立ち上げたという経験がものすごく感銘を受けました。。

著書『裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~』で、「日本はこんなに恵まれている環境なのに、なぜやりたいことをやらないのか?」という問いかけに胸が締めつけられました。。。

 

植松努さん

北海道で小さな会社を営みながら、小さい頃からずっと好きだった「ロケット」の開発を進めている植松さん。

この方のTEDのスピーチ動画は何十回見たことか。。。「どうせ無理」という言葉をなくしたい、と強く語る植松さんには本当に何度も勇気付けられました。

著書の『好奇心を“天職”に変える空想教室』を読んで、不覚にも泣いてしまった。。。

 

 

そんなこんなで見切り発車感満載ですが、今後もどうぞよろしくお願いします。

 

 

▼【2016/7 追記】退職から2ヶ月後の記事も書きました。

>>わたしはいま「会社辞めてよかった」と心の底から思っている。

 

▼【2018/4/3】独立して3年目の節目に書いた記事はこちら

>>会社辞めて独立してから2年経つけど、もう幸せでしかない

 

▼【2019/5/6追記】独立4年目の始めに書いた記事。

>>令和元年、独立から4年目突入。己の無知と傲慢さを知る。

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執筆屋あんちゃ
執筆屋です。意識高い人生哲学から下ネタまで幅広く。 大阪の珈琲屋「シロフクコーヒー」のバリスタ▶︎系列店「ゆにわマートオンライン」に最近異動しました。最近はよくインスタにいます。

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