3年半フリーランス・法人経営を経験した私のお金の管理・使い方総まとめ

独立4年目となりました、あんちゃです。

 

以前から、これから独立する人とかに

  • フリーランスってお金の管理どうしてるの?
  • 確定申告とかどうやったの!?

と聞かれることが多かったので、独立初期から今に至るまでのわたしのお金まわりの話をざっくり書いておこうと思います( ˘ω˘ )

もやし生活貧乏期から、売上伸びて調子こいた期の話までバリエーション豊かなので、何かしら参考になれば嬉しいです。(笑)

 

フリーランス1年目。もやし生活貧乏期のお金管理

1:恐怖!独立直後の税金支払い

社会人3年目の春に会社員を退職して、勢いでフリーランスになったので、お金のこととか正直全く知らない状態でした。

会社員時代も給与明細の明細部分に何が書かれてるかわかってないほど税金には疎かったので、独立直後に住民税と健康保険料の支払い書が届いたのには冷や汗がでました。(笑)

住民税は税額の一部が前年の所得額で算出されるので、フリーランスになりたてで金欠だろうと容赦無く支払わなければならない。完全に盲点であった。

 

今まではお給料から天引きされていた分、どの税金にどれだけ支払っているか実感がなかったんですが、手元に納付書が届くと「こんなに支払うんだ…」というなかなかの衝撃があります。

これを機に「税金のこともっと知らねば…」となったので、良い経験になりましたが、これから個人事業主になろうとしているみなさんはぜひ余裕を持って開業しましょう。

 

 

2:経費は「とにかくレシートもらっとく」戦法

フリーランスになると、事業でお金を使った分は経費として扱われ、年度末の確定申告のときに所得税の算出をする際に差し引くことができます。(要するに経費の額によって払う税金が少なくなる)

 

「なにが経費になって、なにが経費にならないのか?」についてはいろいろあるし人によっても違うのですが、ひとつ覚えておくと良い基準があります。

「その経費が自分の事業にどう役立つのか」「なぜその経費を使う必要があったのか」という理由をしっかり説明できるかどうか、です。

 

たとえば仕事で、カフェで誰かを取材したときに支払った飲み物代は、事業で必要な支出だと言えるはずなので経費になるし、ただ友人とプライベートで話したくて支払ったカフェ代は、事業ではないので経費にはならない…みたいな感じですね。

わたしも最初はその基準がわからなかったので、「とりあえず証拠となるレシートはもらっとく」戦法で、あとから税理士さんへの相談サービスを使って判断していました。(税理士さんの話は後述します)

 

 

3:生活費の支出は家計簿アプリ&売上はエクセル記入

もやし生活貧乏期は「来月生き延びれるかどうか」みたいな状態だったんで(笑)、毎日の支出は家計簿アプリでさくっと入力して、だいたい1ヶ月にどれくらいお金を使ったかを把握していました。

 

すぐ家計簿っていうシンプルそのままな名前のアプリを愛用してました。

余分な機能が一切ないので使いやすかったです!

まわりの友人はマネーフォワードとか使ってる人も多かったですね!

 

事業売上はエクセルに表を作って毎月入力していました。

多少のめんどくささはありますが、お金の出入りはざっくりでも確認して状況を把握しておくのは大事ですね。(初期の頃は売上も不安定だったのでなおさら)

 

 

4:初めての確定申告は自分で挑戦

フリーランス1年目の最大の壁、確定申告。

税理士さんに頼もうかと思ったけど、お金もないし、最初くらいは自分でやってみて、どんな仕組みで税金を支払うのかを知っておきたいという気持ちもあって自分でやることにしました。

 

最近は会計ソフトが充実しているので、大学時代に簿記の授業とっていたのにほぼ寝てたせいで知識皆無のわたしでもなんとか無事終えることができました…。結構大変だった…レシートの整理が…。(ずさんに管理してた自分のせい)

腰が重すぎて申告期限ギリギリにやったから徹夜しました…みんなほんと前もってやったほうがいいよ!!

 

 

ちなみに会計ソフトはMFクラウド確定申告ってやつを使いました。

最初は無料で登録できて、途中から機能追加したいな〜ってときに有料プランにも切り替えられるので、独立した直後にとりあえず登録しておきましたw

 

下の記事に詳細書いてるのであわせてどうぞ。

関連記事:現役フリーランスが「MFクラウド確定申告」で青色申告した感想

 

 

基本のデータ入力はMFクラウドで処理できるのですが、細かい疑問とか個々の経費や申告方法については不安なことが多かったので、これとは別にコジサポLINE@」という、税理士さんにLINE@で相談できるサービスを利用しました。

顧問契約を結ぶと最低でも1〜3万円かかりますが、コジサポだと月2980円で相談し放題だったのでとても助かりました…!

 

▼コジサポの詳細はこちら

>>個人事業主専門!格安顧問税理士相談サービス コジサポLINE@ 

 

ちなみに法人化した今でも、コジサポを通してお世話になった税理士の岡本さんに顧問契約をお願いしていますw

 

 

フリーランス2年目。売上伸び期のお金管理

1:経費管理や確定申告は税理士さんに依頼

2年目に入ってからは少しずつ売上も伸びてきたので、「経費処理はわたしのすべき役割ではない(ただやりたくないだけ)」と大義名分を掲げ、経費管理と確定申告は税理士さんと顧問契約してお願いすることにしました。(コジサポ→顧問契約に移行)

 

わたしの場合は毎月レシートとクレジットカードの利用明細をまとめて、3ヶ月に1回郵送すると、すべて税理士さん側で処理してくれるという神対応…(´;ω;`)

確定申告も、わたしは必要な書類を郵送するだけでほぼやっていただきました。

 

あの年度末のレシート地獄がないだけでなんと清々しい春を迎えられたことでしょう…(自分のせい)

ちなみに個人事業主の税理士顧問契約の相場は大体月1〜3万円くらいのようです。

人によっても違うし、やってもらう内容によっても変わると思うので一概には言えませんが大体の目安としてはこんな感じです٩( ‘ω’ )و

 

 

2:事業売上と生活支出は自分でざっくり把握

毎月どれくらいの売上があるかは、前年と変わらずエクセルにちまちま記入していました。

生活支出は、税理士さんに送らないプライベート用のレシートを超ざっくり計算して、1ヶ月にどれくらいお金を使ったか計算しました。

税理士さんに丸投げするようになると、マジでお金の出入りを把握しなくなるので、最低限これくらいは把握しとこう…ってものだけ自分で管理しましたw

 

 

3:ふるさと納税を使ってみた

売上が伸びて調子に乗ったので「節税のことも考えないとなァ( ˘ω˘ )」と思い、名前だけは聞いたことがあった「ふるさと納税」をやってみました。

 

ふるさと納税とは、ざっくりいえば各地の地方自治体に納税(寄付)すること。

自分が住んでいる自治体じゃなきゃダメ、という縛りはないので全国好きな自治体に寄付できます。

そして多くの場合、自分が選んだ自治体に納税すると、そのお礼として各地の名産品など(=返礼品)がもらえるという仕組みなのです。

ふるさと納税を扱うサイトはかなり多い

 

わたしも大好きな北海道の自治体に寄付して、お米をもらったりしました。

▼ふるさと納税の詳細は以下の記事でどうぞ。

関連記事:フリーランスの私がふるさと納税を年末に駆け込みでやってみた

 

 

4:確定拠出年金(イデコ)に加入してみた

「国民年金」は公的なものですが、自分で任意に加入できる私的年金の「イデコ」に加入してみました。

毎月決まった額を積み立てて、60歳を過ぎたら受け取ることができる。そして積み立て分のお金は所得税・住民税から控除されるので、節税にもなるという制度です

 

最初はよくわからんややこしい制度だと思ってましたが、いろいろ調べた上で加入したので、気になる人は以下の記事もあわせて読んでみてください٩( ‘ω’ )و

関連記事:20代フリーランス、老後が不安なので節税も兼ねてiDeCo(イデコ)を始めてみた

 

 

フリーランスから法人化した独立3年目

3年目には会社を作ったのですが、法人化のときも税理士さんに全部お願いしたので、私は特に何もしていません。(笑)

関連記事:フリーランスから法人化。独立3年目にして合同会社を設立しました。

 

法人化すると、一般的に顧問契約料は上がります。

が、そういった経費なども鑑みて法人化したほうが節税的にもいいんじゃないか?

ということで税理士さんにたくさん相談させてもらって決めました。

(もちろん人によって個人事業主をずっと続ける人もいるので、ケースバイケースです)

 

 

結論から言えば、独立2年目以降のお金の管理はほとんど税理士さんがやってくださってます。(笑)

今でも自分でやっているのは毎月の事業売上の計算くらいですね…。あとはクレジットカードをどれくらい使ったかの明細を確認するくらい。

税理士さんがいなければとても管理しきれなかったと思いますw数字みるのも苦しいのでw

 

 

▼あとはよく聞かれる質問に答えてみます!

Q:もやし生活時代はどうやって生活費をやりくりしてた?

  • 固定費をどれだけ抑えられるか
  • 1ヶ月必要な最低限の生活費はいくらか

をとにかく明確にしていましたね!

 

わたしの場合は初期の頃シェアハウスに住んでいたので、家賃や光熱費はみんなで折半してだいぶ助けられました。

シェアメイトの中には料理ができる人もいたので、外食も少なくかなり抑えられてたと思いますw

あとは移動するときも友人に泊めてもらったり、ゲストハウスに泊まったりしてました。

お金がないときは人の優しさにたくさん触れることができました。。。(笑)

 

▼あとは会社員時代のなけなしの貯金でなんとかしましたw

関連記事:給料19万で毎月7万貯金していた会社員の私が実践した5つの節約&貯金方法

 

Q:主に何にお金を使うの?

よく聞かれるのは「稼いだお金を何に使ってるの?」という質問なんですが、正直物欲がほぼ皆無なので、

  • 家賃(二拠点あるので地味にかかる)
  • 交通費、宿泊費(移動が多いので…)
  • 自己投資として講座やセミナーに参加したり

あたりがメインかもしれません。

 

自己投資へはなるべく惜しみなく使いたいので、お金は最優先にまわしています。

毎月数十万単位で講座やセミナー、勉強代に使っていると思います(マンガと本も数万円分買ってる気がする…)

 

お金は溜め込んでも経済が循環しないし、価値は目減りする一方なので、どんどん使っていきたいです。

ただ昔から貯金癖が抜けきらないので、お金をポンっと出す勇気は今もいりますね。(笑)

 

 

お金って「どう稼ぐか」ばかりに目が行きがちですが、大事なのってその稼いだお金を「なんのために使うのか?」だと思います。

お金は何かを実現するための手段でしかないし、「お金を稼ぐ」が目的になると、どんどん数字に追われ、数字に支配される生き方になっていきます。

 

少し前までのわたしがまさにそうでしたが、

「まずお金を稼げば、今の自分にはつかめない選択肢が見えてくる」
「できることの幅が広がるはず」
「お金を稼げば今よりもっと幸せになれる」

と、あらゆる行動の軸を「お金」に置いてしまってたんですね。

 

たしかにそれにも一理あるかもしれませんが、実際何かやりたいことや成し遂げたいことができたときに「お金がないからできない」なんてのは言い訳でしかないわけです。

むしろそこから「目的を成し遂げるために、これからどうお金を集めるか?」を考えて動いていけばいくらでもやりようはあるし、そう考えられる人が、実際にお金を集めて目的を成し遂げていくのだと思います。

 

 

それに気づいてからはお金への執着がなくなり、管理もほとんどしなくなってしまったのですが(笑)、むやみにお金を稼いでも、その先に待っている結末はあまり良いものではないことを知ったので、

「お金が必要になった時に、いつでも必要な分稼ぐことができる自分になる」

ことを大切にしたいな、といまは思っています。(だから自己投資を最優先にしている)

 

ゆくゆくは、まわりの仲間たちと一緒に学べる場所を増やしたりしていきたいなーと。ビル一棟買えるくらいのレベルになろうと奮闘してます٩( ‘ω’ )و

 

 

長くなりましたが、何かしら参考になれば嬉しいです!

 

お金に心が支配されたときの話はプロフィール記事にも書いているので、あわせて読んでみてくださいw

関連記事:葛藤して、抜け出して、またもがいて。執筆屋あんちゃのプロフィール

 

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ABOUT US
執筆屋あんちゃ
執筆屋です。意識高い人生哲学から下ネタまで幅広く。 大阪の珈琲屋「シロフクコーヒー」のバリスタ▶︎系列店「ゆにわマートオンライン」に最近異動しました。最近はよくインスタにいます。

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