
ツイッターにて友人の中村ひろきさんがこんなことをつぶやいていました。
明日両親が脳梗塞で倒れたらカネでしか命救えないんだよなぁ。
そして介護が必要になってもカネがないと相部屋の独房みたいな粗悪施設しか入れない。
人生で一番世話になったひとに惨めな思いさせるのだけは死んでも避けたいんだよなぁ。
https://t.co/72VwimwqXq— 中村ひろき@1月から北欧ノマド。 (@you_chiryoin) August 23, 2018
これ、わたしもすごく共感するところがあって。
そもそもわたしが今の生き方を選ぶきっかけのひとつになったのも、「自分と身近にいる人を守れるだけの経済的な自由がほしい」と思ったからでした。
わたしの「経済的自由」の定義
わたしがフリーランスになる直前、「一体どれくらい稼げるようになったら自分と周りの人を守れるか」ってのを計算したことがある。
自分が大きな挑戦をするとき、親が病気になったとき、子どもができたときに…自分なりに試算して出たのは「30歳までに月80万の稼ぎを得る」ことだった。— あんちゃ/二拠点生活 (@annin_book) August 23, 2018
そのとき、どう考えてもひとつの会社で普通に勤務しているだけでは経済的な自由は得られないと悟ったので、自分で稼ぐ力をつけなきゃいけないと思い今の生き方を選んだ。結果的には30歳になる前に目標を達成できたけど、この試算があったからこそ頑張れたってのはあるかもしれない。
— あんちゃ/二拠点生活 (@annin_book) August 23, 2018
わたしにとっての「経済的自由」の定義は
自分一人でも自立して生活ができる+家族の怪我や介護のサポートができる+未来の子供が自立するまで不自由しない教育ができる+大切な仲間たちが困った時に手を差し伸べられる
状態のことです。
自分ひとりが自由に生活するくらいならそんなにお金いらないし頑張って稼ぐ必要もない。
だけど身の回りの人たちをいざというときに守れるようにしておくためには、ある程度のお金は必ず必要です。
働き方に模索していた社会人2年目の中盤で、どれくらい稼げれば自分と周りの人を守れるか?を計算してみたことがあります。
今となってはこの数値を具体的に出したことがすごくよかったなと思ってて。
- 親の老後の介護に必要な費用はいくらかかるのか?
- 子供を産んでから成人するまでの教育費はどれくらい必要か?
- 自分が好きなコトに惜しみなくお金を使える状態は具体的にいくらか?
こういった情報をグーグルで検索したりしながら計算していきました。
それで答えとして出たのが上述した「30歳までに継続して月80万円の稼ぎを得る」ってことだったのです。
この答えがでたときに、元いた会社でずっと勤務したときに果たして30歳で月80万円もらえるのか?って考えたらそれはあまりにも非現実的だし、普通にひとつの会社で勤務していてもこの目標を達成するのは無理だなと気づきました。
だったら、自分で稼ぐ力をつけなきゃいけない。
会社がなくなっても、事業が失敗しても、自分で立て直す力をつけなきゃいけないと。
もちろんフリーランスになった理由はこれだけじゃないけど、そのきっかけのひとつとしてこんなことを考えていました。
正直わたしはあんまり「億万長者になってやるぜ!」みたいな野望はないのでそこまでガツガツやる意欲はないんですが、せめて自分とまわりの人だけはどうにかまかなえる稼ぎは欲しいなと。
結果的には30歳より早く目標を達成できたけど、大切にしたい人って年々増えていくのでまだまだがんばります。
自分にとっての幸せは「自分だけじゃなく身近な人も幸せであること」
そもそもわたしにとっての幸せの定義って自分一人だけが豊かになっても意味がないと思っていて。
わたしのまわりにいてくれる人たちも「幸せだな」と感じていないと、本当の幸せな状態ではないと思うんですね。
自分だけが豊かになってもまわりの人が不幸だったら結果的にわたしも悲しくなるし孤独を感じるから。
だから「親のために」「将来の子どものために」お金を稼いでいるというよりは、「自分が幸せであるために身の回りの人にお金を使いたい」んですよね。
以前こんな話をしたらお母さんから「そんな親のためにお金貯めなくていいから自分だけに使いなさい」と言われたんだけど、わたしがやりたくてやってるだけだから気にしないでほしいな。(笑)
最近仕事をする方向性を模索しててなんとなくうだつが上がらなかったんだけど、このことを思い出して奮い立ってきた。ひろきさん、考えるきっかけをありがとう!
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